新しい日記を始めるにあたって、自己紹介だとかこの日記がどういうものか等を書くのが一般的なのだろうけど、おそらくこの日記を読む人の殆どが、もともと自分の日記を読んでくれていた人か、読んだことはないが知り合いである、という人たちだろうから、それは割愛する。ただ、この日記がどういうものなのか、ということは書いた方がいい気がしている。それは、読者のため、ということでなく、備忘録的な意味で。
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そもそも、前の日記をやめてから二ヶ月以上が経っていて、その間、次もまたどこかで書きます、と書いてしまったことについて断続的にではあるが考えていた。本当に俺はまた日記を書くのか? 書くなら何を? 書くのは、日記、なのだが、ウェブ上で日記を書くということは単なる日記を書けばいいということではないと思っている。今日こういうことがあってこう思った。良かった。哀しかった。そんなことを書いて何か意味があるのだろうか? そんな風に思う。
勿論、そういう日記はたくさんあるし、書いた人たちについてどうこう云うつもりはない。それをその人は書きたかったのだから、それでいい。書くことは自由だ。でも、自分が書くにあたっては、考える。ウェブ上に日記を書く、というのは読者を想定した行為の筈で、であるならばそれは独り言であってはいけない。或いは〈つぶやき〉。独り言や呟きというものは、ごく小さな、ささやかなもので、決して大声でなされるものではない。他者に投げかけられる言葉ではない。
何かを書くなら、読まれることを前提にしたものを書く。では何を書こうか。そこで止まってしまう。フックというか、アクセントがあればいいのではないか。自分が興味を持っているものといえば、カメラ、自転車、音楽、本、料理……。とりとめがない。Macについてでも書く? そういうブログも溢れている。そもそも自分には情報を収集して発信したい、という気持ちが皆無なのだ。そういうものは書けないだろう。
結局、mixiという場で5年近く日記を書いてきた、そのやり方がいいのではないかと思った。そこではCDやら本やら絵画展なんかのタイトルと画像を載せ、内容はそれに関係あるか少し関係しているか全く関係がないかの文章を書いた。レビューがやりたいのか何なのかわからない、という声はあったけれど、それなりに手応えの様なものは感じていた。直截的でない、紹介。
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試行錯誤は続くが、とりあえずは書いてみようと思う。すぐに飽きてしまうかも知れないし、変節するかも知れない。それはそれでいいだろう。
David Bowieの新譜という話はついぞ耳にしなくなったが、40年以上も前からロック音楽の現場で活動を続けている姿は、ひとつの理想である。スタイルが変わる、というのがBowieのスタイルだと云う人もあるが、少なくとも自分は「あ、Bowieの音楽だな」と聴いて思う。寧ろ、ひとつのことしか出来ないで、それを続けていくということなんかに意味があるのかな? なんて思ってしまう。いろいろなやり方を試しているけども、ああ、やっぱりこの人の作品だなァと納得させてしまう、という方が恰好いいと思う。
もう一度書くが、とりあえずは書いてみようと思う。
3 comments:
再開ですね!
読みながら、嬉しくなっちゃいました。
この独特の間合い、語り口。
「あ、部長さんだ」
なんだか懐かしい友人と再会したような気分です。
デザインも、シンプルでとても素敵。
試行錯誤しながら、でも軽やかに、これからも書き綴っていってください。
カムバックおめでとう!ええね〜ええね
こっそり覗きにきまっせ!
>みっちぇるさん
お待たせ(?)しました。再開です。
なんか偉そうなこと書いてますが、
やってることは変わらないなァ、と。
同じことはやりたくないんですが。
まあ、ボチボチやってきます。
ちなみに写真は撮ったものを加工してます。
デザインは難しいですね。
>社
いやーすんませんね。
早速お越しいただいて。
mixiと違ってbloggerはお知らせ機能がないから、
twitterとかで定期的に報告するのがいいかね。
ひっそりと更新しとくかな。。
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