自己啓発書だとかビジネス書の類いには全く興味がないし、そもそも仕事で自分を高めるとか、厳しい環境に身を置いて、なんていう高い志は全く持ち合わせていなかった。自分の生活が最優先で、楽しく働ければそれでオーケー、そんな構え。しかしどんなことでもそうなのだろうが、いいときもあれば悪いときもある。順調なときもあれば不調なときもある。きつい時期もあったけど、それなりに楽しくやってこれたたのも事実で、そもそも自分は物事を途中で投げ出す様な性格ではない。客観視も、それなりに出来るつもりだし、いまの仕事は自分のみの丈に十分合っている、そんな風に捉えていた。
しかし、現在。30歳と5ヶ月。どう考えても自分のキャパシティを超える仕事量について、どう携わっていくべきか、なんてことを改めて考えた。いまのやり方では、ちょっとこなせない。こなせたとしても、それは生活に影響してくる。なんせ朝、起きられない。大して酒も飲んでいないのに、金曜の午後なんて眠気か疲労か、動きが急激に鈍くなる。
また、妙なタイミングもあったものだと思うけど、先日の職場の飲み会で、先輩にこんなことを言われた。
「オダ君がどうって話じゃなくて、普通に思うんだけど、残業するやつって日中、大してまじめにやってないんじゃないかなって思うんだよ。俺は子供と遊びたいからさ、時間内で終る様に、必死にやってるよ。効率化も進めたしさ、ただ、評価されないけどね。残業してりゃ偉いって変な風潮だよな。」
お酒の席だし、どんなに一生懸命やったって終らないだけの仕事量が振られてる、ってこともあるんじゃないですか? なんて内心思ったのは事実だけど、一方で、確かに自分は日中一生懸命やってるかな? なんて考えると、立ち止まってしまう。無駄なく全力で、とは到底言えない仕事ぶりだ。隣の席の人と馬鹿話もするし、無駄な作業もよくやってると思う。全部が全部無駄ではなくて、むしろ必要悪というか、そういう面もあると思う。でも、全部が全部必要なわけじゃなくて、勿論無駄な部分もある。ちゃんと向き合えば、もっと残業時間だって減らせるだろう。
最近の自分の生活リズムと、先輩の話が相まって、すぐ本に向かうかどうかは別として、仕事のやり方について考え直さないといけないなぁと思った。
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この4月から3歳年下の女の子が異動してきて、隣の席で引き継いだり仕事を教えたりしている。たかだか3歳しか違わないのに、何か大きなジェネレーションギャップを感じる。向こうが若いのか、自分がおじさんなのか。
「最近、肩が異常に凝るんだよね。」
「えーあたしも異動してきてヤバいんですよ。運動不足っていうか。また走ろうかな、って思うんですけど。」
「走る?」
「え、ちょっと前に流行ってたじゃないですか。でもいま放射能とかあってやめとこうかな、って走るの自粛してるんですけど。」
走るのが流行ってたってことも知らないし、放射能を気にして、走るのを自粛する、って感覚も面白いなと思った。まあ、それでどうこうってことでもないけど、若者はわからない、なんて話につなげることは避けたい。それこそ精神の加齢。
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本を読んで頭を休める、ということより、本を読んで頭をストレッチ、という考え方をしていたい。
2 comments:
こんばんは。
効率良く仕事できてないから残業が多い、という感覚は私もあります。
なので土日に出勤しても、メールは下書きだけ溜めておいて月曜の朝一で送ったり、とか。CCの人に休日出勤が分かるのが嫌なので。
けど、どうやっても法定残業時間内に収まる仕事量ではないと思うんですよねぇ。。
あれ?
書いたコメントが消えてる…
えーと、仕事って不思議なもので、
やれどもやれども増えるんですよね。
でもやれない自分はいやだというか。
厄介ですね。
いろんな意味で器用になれればいいのだけど。
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